2009年8月27日木曜日

焼板張り。











昨日から焼板張りが始まったのだが、渦潮色といっても黒で本来の焼板色なのだが、近隣の風景になじんでなかなかよろしいではありませんか。

黒は、どっしりといいのだがバランスを崩すととんで重い感じになり難しいのだが、上手くまとまれば最高の家の雰囲気になる。

今回は、少し大きいので緊張する。
渦潮色を選んで下さったので良かったと思っています。廻りの感じではこの色と思っていた色であったので本当に良かった。

2009年8月19日水曜日

ユニットバス設置

盆明けの18日に徳島からまた4t車一台分の材料が納品されました。今日は焼杉板の材料も納品されたので外観が出来上がっていきます。
二階の窓の下端まで焼杉板(今回は黒系の渦潮色)で上部はホタテ漆喰です。ラス板も大方貼れたので、板金屋さんの腰水切り待ちです。


朝のユニットバスの設置スタートの状態です。
今週末は構造見学会なので、見えるような形で施工を進めなければならないので大変です。

2009年8月4日火曜日

難しい選択

本来の色は黒系ですが、色が選べるのは家づくりの楽しみでもあります。
さてどれが目につきますか?

南面の大屋根は大方できました。

遠目ではこんな感じで色が見えます。(上・下)




外壁の種類はあくまでも杉でそれも焼き板なのですが考えて選択するのですが、何点か要点を選択されるヒントにして下さい。

1、杉の丸太の外側の白い部分が水に弱く商品価値が少ないが丸太を製材すると必ず出る副産物的な材料を炭であぶる事で板目がキレイに美しく意匠性も高く、本来炭化させる事で耐久性が大変良くなり、本当は焼け焦げた色(黒)が本当の黒い板目の美しさが焼き杉板である。

2、現在の新建材は色があせるような感じで悪くなるが、自然素材である焼き杉板は、ある意味いい感じで色が変化する。つまり雨が当たる場所はグレー色になりやがて黒に近い色に変化するが黒に変化するには30年近くの歳月が必要である。

3、自然素材の家で色をつけて楽しむという考えより、本来の素材の色でつくり上げる事が一番飽きないし、時代の流行に左右されない。

4、アドバイスは、当然経験値でお話させているのでお好みもあると思いますが、ある程度廻りの雰囲気なども考慮してますので目立つ家よりも周囲に同化して尚且つ個性が出ている家にしたいです。

5、アクシスさんの最終の提案の貼り方は風雪の地域の本来の施工方法ですから、理屈に合った貼り方で色は、私もナチュラルかイエローなんかもいいと思います。少し白い部分(ホタテ貝殻漆喰)で上部を軽く見せた方が家が大きいのでいいと思います。

6、ログハウスみたいに全て木をしようする考えは欧米的で、アジア的な農耕民族は塗り系のモノを外壁や内壁に使用するとリラックス効果は高いと思います。

7、話変わって、バリ島の観光地の建物や雰囲気は、日本でいう「古民家スタイル」をアジア風にしたら「バリ風」になります。バリ風にするには古民家に赤や緑系の綿の布地と籐の家具なんかあれば「バリ風」です。
「バリ風」と「長野中仙道の妻籠宿・馬籠宿」がほっとする癒し系は、じっくり見ていけば結構共通点があります。

8、今風の古民家が私の考えで、新築なのですがなぜか一度来た事があるような雰囲気を目指して提案しています。それと滋賀県のその土地その土地の風習的な要素も加味しているつもりです。

9、廻りに違和感がない、目立たないが存在感がある家が理想。

10、一番は早く家に帰って来たくなるような家です。

11、「住めば都」で案外あれだけ悩んだがあまり関係がなかっし、全然問題がなかったのが現実です。

12、最後に、最初に思った色は何色ですか?それで決まりです。