2009年6月30日火曜日

基礎立上りコンクリート打設

雨がたっぷり降って空気が澄んで蓬莱山は水蒸気で裾野まで雲が迫っていい感じで思わずパチリとシャッターを切った。

こうやって見た感じも大きな家になることが分かる。今までの一般的な30坪クラスの1.5倍はあるが桁方向梁方向共に今までで一番大きい。

友斗工業さんは必死のパッチで施工をすすめてくれてます。
土用に入るまでに基礎完成を目指し、雨の具合いを見ながら天端モルタルをどうするか思案どころです。天端モルタルは普通モルタル(一般的なセメント)と違って高さの精度を上げる為収縮がないモルタルです。これを20ミリ半乾きで施工すると割れは破断がしにくくなります。

俗にいう生コン(生コンクリート)は工場で指定(設計図書)に基づいて配合されプラントから出されるのですが、打設までの時間が90分以内に施工しないといけないのは一般の方は知らないと思います。だから、走りながら硬化しないようミキサーカーは回転しているのです。

この配合の水の量の比率をスランプと言いまして、柔らかいほどスランプの数字が大きくなります。

それと、できるだけ水の量を減らした方が割れにくくなるのですが硬くなるので施工がしにくくなります。
この微妙なさじ加減が四季の湿度や風・気温を考慮して設計図書から規格が下回らないように打設します。

簡単そうで、自然の条件が一番左右する経験がものをいう一番難しく大事な工程です。
琵琶湖が良く見えて、旧志賀町のこのあたりは好きな場所で、瀬田のH邸さんから40分ほどで別世界の風景になるので、滋賀県の魅力は奥深い。左上のほうに沖島が見えるくらい空気の澄み具合いのいい朝であった。

それと、サーバーがまたおかしくなったみたいでメールの受信はできるのですが、送信が全くダメで連絡ができませんこの場を借りてご連絡させて下さい、M邸の施主さま建て方の開始予定日は20日海の日(友引)をスタートで24日(友引)が上棟予定です。4日間が建て方の予定を組みました。雨が降れば板倉パネルが落とし込みできないので中止になりますが、土用明入りで梅雨明けの時期で夕立の不安があるくらいで経験上日中の雨の確立は少ないと思います。お袋さんにはこのあたりの兼ね合いでここまで少し伸ばさせて頂いた事を上手く説明をさせて頂きますのでよろしくお願いします。

徳島のプレカット工場は加工出来ました。

また、サイトのトップに告知しますのでよろしくお願いします。

2009年6月29日月曜日

明日は配筋検査。

今まではこんなことをしなくて良かったのだが、10月からの瑕疵保険で全てやらなければいけない。
今日はこの現場の加工が徳島で始まっているのだが内装の施工図を考えながら要望やサプライズも考えながらCADで一日書いていたのだが、やはりデスクワークは大嫌いだ。

これをやらなければ、現場で大変手間を食うので出来る限り工場で加工をしなければならない。新建材の家と違うので少し考えを怠ると後でとんでもないことになる。

以前は鉄骨ぼ加工を工場でやっていた頃は、現場では3倍手間がかかるし、精度が落ちるし仕上げも悪くなる、そのせいで出来る限り経験上工場加工できる事は工場でするのが基本である。この徳島との仕組みは250キロ離れた所でこちらの想いが形にできる。お互いの信用と技術の高さがあるので出来るのである。山からユーザーまで一貫してコストを下げた高品質の国産の無垢杉を提供できるようになった。

しかし、「板倉の家」はまだ知名度は低くこれからもっと徳島と関西との流通を起こさないとだめだと思う。

さて、今度の構造見学会はどうか楽しみである。

明日から加工開始

今日は蓬莱山の稜線がくっきりでした。ここへ行く道中でお施主さんと友斗工業さんのダンプとR161でスライドした。ダンプには奥さんと二男が今日はお手伝いしてくれてくれたみたいだ。一か月後はここには板倉の家が蓬莱山をバックに建っているだろう。明日からM邸の加工が始まるのでるが、もう一度施工図を確認しながら鴨居の高さや垂れ壁の寸法を決めなければならないので明日は嫌なデスクワークである。でもこれをしておかないとスムーズに現場が進んで行かないので重要なポイントの前作業なので結構真剣勝負なのだ!

今までで施工デカさNo1なので少し緊張する。回りは7~8000万級や億以上の立派な家がたくさん建っているので下手がコケないのでまた1週間前位から気が張って寝られなくなる。一番暑い時期の建方で44歳の誕生日も入る記念の建方だ。

2009年6月27日土曜日

基礎ベースのコンクリート打設完了

M邸の地鎮祭で神主さんから預かった。生贄(いけにえ)の変わりで昔は大工事が行われる前に本当の人間や食べ物と一緒に生き埋めにし事故が起きないようにしていた、なごりでこの箱の中には紙で人の形をした人形(ひとがた)などが入っている。これを基礎を施工する時に埋めてしまう一種の風習である。滋賀県には色々と信仰の違いで興味深いものがある。
私の所でお願いしている。天台宗の福林寺さんは建て替えの場合は東側の瓦を3枚と鬼瓦を基礎の施工時に土中に埋めるこれが次の家の守り神となるらしい。滋賀県は神・仏の信仰が厚いところであるので本来、寺社・神社建築を建てる為に材木屋がその周辺にあり、また大工職人も多く存在する。

M邸の基礎ベースのコンクリート打設が完了したところです。暑い中ご苦労さまです。

2009年6月26日金曜日

M邸着工!

大津の八屋戸(JR湖西線蓬莱駅近く)で板倉の家がスタートしました。地鎮祭は5月の中旬に執り行いました。後ろの山は蓬莱山でいわゆるビワコバレイスキー場です。東側には琵琶湖が望めて板倉の家の抜群のロケーションです。四季折々の自然が楽しめる生活するにはいい所で、まわりにはログハウスも何軒か建っています。月曜から板倉の家の加工が始まるので朝から設計士さんと梁の構成を打ち合わせをしました。私はもう少し施工図が残っているので頑張って書きます。一番過酷な時期の建方ですが鉄骨よりましです。鉄骨の建方の場合座れないくらい熱いです。でも木は暑くないしいいです。53坪ほどある今まで一番大きなサイズで上棟まで4.5日位かかるかも知れません目標は4日ですが、暑さと夕立でどうなるかで決まります。