2009年7月23日木曜日

夏本番!

朝から蓬莱山はスッキリ見え雲と空は夏景色。

板倉パネルを一枚、一枚入れていきます。これでも手間がかかるのに前は一段一段羽目板を入れていたので、もっと時間を有しました。これもコストダウンの1つです。


ロフトの階でつまり三階部分はこんな感じです。

大黒柱と小黒柱がニョッキリ屋根階に突き出ています。人と比べると太さが分かります。

長ホゾ(四寸)つまり120mmで在来工法のプレカットは一寸で30mmしか出てません。長い分仕事のペースは落ちますが、組み上がれば強度は抜群です。両引きボルトは穴を開けて貫通させます。手の込んだ細工で組むのも大変なのです。
普通はホゾが30mmなので金物の補強でもたすのですが、長ホゾで込栓と金物の両方で補強なので、かなり強度は上がります。

琵琶湖もキレイに見えてこんな現場は、ないです。かなり暑いですが景色と心地よい風が通り抜けて最高の気分で建て方です。私は一番過酷な材料の玉掛け作業でたまに上へ上がって写真を撮ってはリフレッシュです。




このように、クロスしている梁に束が長ホゾになっていてボルトか貫通しているので絶対割れなければ抜けません。



母屋を入れて始めたのですが少しプレカットの様子が変。



今回から、新しいプレカットマシンになったのですが、うちの現場では初です。機械は間違いなくプログラム通りに動いているのですが、ハイテク機ゆえにこういった不具合はつきものです。どこかに原因があるのですが案外人間のケアレスミスがほとんどです。
今回のM邸さんから新しい1億円以上している機械で加工なのですが、板倉の家用の別注機だそうです。先々週見に行って来ましたが本当にいい機械です。手加工もいいですがコストを抑えて伝統構法を住宅に取り入れるにはやはり機械化は必須です。
ナンボでもかかっていいからという方はほとんどいません。民家とは一般的な家でないとなりませんし、こういった形で伝統構法を後世に繋ぐ事も必要です。
手刻みと言って全く機械は使用していないかというと必ず使用しています。ですから機械化は必要です。

明日は上棟できますが、それから雨の心配がないところまで施工して上棟にしていますので、予定通りの土曜日が本当の上棟になると思います。
























建方はこんな天気をイメージして工程組みしていたのでやっとこの感じが普通である。今日は昨日の曇天とは違う夏空で、建方日和でした。

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